中編

□エンドレス・バレンタイン
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 二月の半ば。寒い日が続くこの時期に1日だけ、男も女も熱くなる日がある。

 バレンタインデー。

 もはや説明不要の国民的行事だろう。



 そんなバレンタインデーの朝、俺はある程度の期待感を胸に登校していた。

 だってそうだろう? SOS団には間違いなく美少女の朝比奈さんに長門、見た目だけなら美少女と言え
なくもないハルヒ達がいて、放課後を共にしているんだからな。

 付け加えて、こういったイベントが大好きなハルヒの事だ。今日は間違いなくチョコレートにありつける
だろうよ。


 悪いな谷口。お前が 『裏切り者〜』 と泣き叫ぶ姿が目に浮かぶ。

 そんな妄想を膨らませつつ、いつもと同じように延々と続く坂道を登って行く。
 
 いつもと違って、俺のモチベーションは上がりっぱなしだったがな。



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