スパイラル〜another〜
□平行線、地平線
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「あっ」
そこにいたのは、一人の少年。
柔らかで、整っている顔。さっき会った少年だった。
レールを挟んで、見つめ合っている二人。
すると、彼の方が行動に出た。
ガラッ。
−え?
ちょっと〜、少年、もとい鳴海君〜?
次に行動に出たのは、私だった。
ガラッ。
私は、おもいっきりドアを開けてやった。
彼、鳴海君はただ、呆れたような、呆然としたような顔をしていた。
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