ANSWER
□RAINBOW
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ある日、一人の女の子が一人で淋しそうに座っている男の子を見つけたんです。女の子は、その男の子に近寄ろうとしたんですが、周りは崖に谷。
ちょうど二人を引き裂くようにあったんです。
「ちょっと待て」
「・・・はい?」
「一体、何の話をするつもりだ?」
「それは勿論。二人のLOVE、LOVE、LOVEについてですね〜」
話の流れを一体どうしたらラブに繋がるのだろうか。きっと、天変地異でも起こすに違いない。
この娘は、そのぐらいは平気でやりかねない。
「俺、かえ・・・」
と、帰る準備をしようと腰を上げたところ。
「いいんですか〜?あ〜んな事や、こ
んな事を、ばらしちゃいますよぉ」
ぞくり、と寒気が襲ってきた。
おとなしく座ろう。
そう思い、もう一回椅子に腰掛ける。
「では、続きでっす」