「挙句の果てには本気にして襲おうとしちゃった変態は誰かな〜ぁ」
そのメスよりも鋭いナイフは、的確にスコールの急所を突き刺していく。
ジタンがゆっくりと歩み寄ってきたと思えば、俺の頭を掴み、耳元で囁いた。
「じゃっ当分近寄んなよな、へ・ん・たい♪」
とどめ。ブレイブを一気に持って行かれた。
いつの間にこんな憎たらしい糞餓鬼になったんだジタン。しかしそれさえも愛しく思える自分に、疑問を抱くスコールであった。
「いや〜しかし結構簡単だったな!」
「俺の演技力ナメんなっての!!」
3人はあのスコールのさまを思い出してはげらげらと笑っていた。
しかし疑問を持つ少年が一人。
「でもあれ…よく考えたら何処らへんが嘘なの?」
「え?」
そのオニオンの言葉に、ジタンは固まってしまった。
「だって…ジタンがスコールの事大好きなのは嘘じゃ」
「オニオン…」
このあとオニオンは、顔を真っ赤にしたジタンに追い回されたのであった。
そして、物陰でその様子を見てにやにやしていた獅子がいた事は、本人だけが知っている。
嘘だから!
お前なんか、好きじゃない!
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デレデレ→腹黒→ツンデレなジタンが書きたかった^^あはは
じたんぬは可愛いなぁむふふ←
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