ハイキュー!!

□素直じゃない
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別に僕はみょうじの事なんてどうでも良かった。



視界の端に現れる後ろ姿とか。


王様に笑いかけている姿とか。







別に

どーでもいい。






ヘッドホンでシャットアウトした世界は音も視界をも狭め、余計な雑音から切り離された平穏を保つ。




誰にだって不可侵領域はある。



僕だってそうだ。




誰にも迷惑かけてないし、放っておいてくれたらいい。




でも






「月島。」




みょうじが僕の名前を呼ぶだけで



少しだけ


ほんの少しだけ




心の奥でシュワシュワと泡立つ思いがあって、細かい泡が弾けてくすぐったいような気がする。




「何。」





僕はわざと、小さな声で、嫌そうな表情で、座っている僕を見下ろす、机の横に立ったままのみょうじを一瞥してすぐに目線をはずす。






ねぇ。
僕に気に入られてるんだからさ、もっと喜びなよ?



返事するってことが、どれだけの意味を持つのか、ちゃんと、その足りない頭で考えなよ?




「〜っ!月島っ!」



「うるさい、みょうじ。」











今日も、僕は君に悪態をつく。













素直じゃない









「もうちょっとお淑やかにしておけば?

顔はそんなに悪くないんだし。

じゃないと、その口、塞ぐよ?

なにでって顔してるね。

・・考えたら分かるでしょ。





あー


塞がれたいの?僕の唇で。」







 

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