ハイキュー!!

□時よ止まれ
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「スガのさ、髪、綺麗。」


「ありがとー。でも、なんか照れるべ。」




なまえは、俺が座っている席の前の席の椅子に後ろ向きに腰掛けて、正面から俺の髪を梳く。




なぁ。俺も男なんだけど?
好きな子がさ、うっとりとした顔で自分を見つめてたらさ、気が気でないわけで。



「なぁ、そろそろやめない?」


「やめない。髪触られるの嫌?」


不安げな顔になり、髪を触っていた手が名残惜しそうに空に彷徨った。


「嫌じゃない。」



「・・じゃあ、私に触られるのが嫌?」

あ、なまえちょっと泣きそうだ。



「違うよ。」


「孝支。好き?」


小首をかしげて聞くなまえは可愛い。

この、好き?が髪を触られることだと分かってはいても、顔に熱が集まって、顔を赤くしてしまうのは致し方ない。




意を決して言葉をつむぐ。



「うん。なまえが好きだよ。」

あ、なまえ嬉しそうだ。


ふにゃりと笑ったなまえの顔は心なしか赤くなっていた。





また、なまえは俺の髪を触って、今度は俺を愛おしそうに見つめた。



「好きだよ、なまえ。」


「私も、孝支好き。彼氏になってくれる?」


「もちろん。なまえも俺の彼女になってくれる?」


「うん。」


俺はなまえの額に自分の額を重ねてグリグリと動かした。



「わぁー…ん、こーし?なにーぃ?」


「んー?嬉しくて。」


「ね。」


「ん?」


「ちゅーできそうだよ。」


「そうだよ。いましようと思ってた。」


目を閉じたなまえの頬に手を添えてそっと唇を重ねた。


初めて触れた柔らかな感触に目眩がしそうになったけど、


一度離れて、なまえの顔を見て、なまえがニコッと笑ったから、また唇を重ねた。












時間なんて止まってしまえばいい。










時よ止まれ









あざと可愛い君に首ったけ





 

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