じんしょん
□君の隣で眠りたい ２
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あ、今日も乗ってこない・・・。
ここ最近、俺はへそん先輩と同じ電車に乗れないでいた。
朝も帰りも・・。同じ時間を同じ場所で共有出来る、密かな楽しみが
無くなってしまった。
理由はドンワン先輩。
あ、別に先輩達が付き合ってるとか、恋人同士って訳じゃないから！
ここはハッキリしとかないとね。
へそん先輩は俺のだから。
ってかさ・・・。俺まだちゃんと告白してないんだよな。
一緒に帰ったあの日・・・。
先輩の肩で寝ちゃったあの日から、俺たちの間は進展してない。
多分へソン先輩は俺のこと嫌いじゃないと思う。
・ ・うん！・・（そうであって欲しい・・・）
ドンワン先輩だって、『あいつは天邪鬼だから』って言ってたし。
俺に肩貸してくれた先輩の顔は、嫌がってる風には見えなかった。
ヘソン先輩って直ぐ顔に感情が出ちゃうタイプらしいから
嘘つけない人なんだそうだ・・。
これはドンワン先輩からの受け売りだけど。