みんしょん
□大好きな君へ 11
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目の前のソノがえ?って顔して俺を見ている。
言った自分だってそうなんだから、当たり前の反応だよな。
どうしよう・・・って考えるまでもなく、口から
出た言葉。
多分、これって俺の本心なんだろうな。
ソノといると、不思議と落ち着く。
ソノと話していると、何でも話せる気がする。
俺はもう1度きちんとソノに頼んだ。
「ソノが嫌じゃなければ、一緒に来てくれる?」
暫らく考えていたソノは、いいよって言ってくれた。
俺は力が入っていたのか、返事を聞いた瞬間、“ほう”って息をついた。
にっこり笑ったソノは
「何時にする?都合の悪い日はいつ?」
そう尋ねた。
よくよく考えたら、サラリーマンのひょん達と客商売の
俺の合う時間なんてそうそうなくて・・。
土日休みのひょん達に合わせることになった。
今の時期は宴会もそうは入ってないから、休みが比較的
取りやすい。
「細かい日程は任せるから、決まったら早めに教えて」
ソノにそう頼んだ。
二人に会うことで、多分ケリをつけられると思うんだ。
苦しくて辛くて、情けないくらい好きだった。
だからこそ、ちゃんと終わりにしておきたい。