みんしょん
□大好きな君へ 9
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オセロの駒がひっくり返るように俺の感情も
コロコロ変化する。
朝は白かったゲーム盤は、今は真っ黒で・・。
ミヌ兄に言われなくても、ケリつけなくちゃって冷静に
なればわかるんだけど・・。
俺だって辛いし、いい加減嫌なんだけど・・・。
人ってさ・・・。どうやったら忘れる事が出来るんだろう・・・。
忘れたい・・。
好きだって気持ちを忘れたい・・。
ただの友達って思いたい・・。
横恋慕なんてしたくない・・・。
そう思えば思うほど、どんどん心を占める
割合が大きくなる・・・。
好きだって思うだけで、俺の心は真っ黒になっていく。
最後に残った理性という白い駒。
ひっくり返されないように、俺なりに頑張ったのに・・・。
気が付いたら飲み込まれてた・・・。