みんしょん

□大好きな君へ 4
1ページ/7ページ

ミヌ兄は煙草を空になった缶に捨てると、俺のほうに
歩いてきた。



「一緒に帰ろう?」

ミヌ兄の笑顔がなんだか正視出来ないよ。

その裏側を勘繰ってしまう・・・。

そういえば、ミヌ兄と二人きりって、あの初めて一緒に
ご飯食べたとき以来なんだ・・。



いつも、ヘソン兄が間にいて、俺達の緩衝材の役目を
してたってことなんだな。



「ねえ。」「なあ」




二人同時に話し出す。



似てない二人の何故か似てしまった行動に思わず
笑いがこぼれる。




「「くくっ・。はははは・・・・」」





「何?お前から言えよ」
ミヌ兄はまだ笑いが止まらないなか、俺に言った。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ