みんしょん
□大好きな君へ 4
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ミヌ兄は煙草を空になった缶に捨てると、俺のほうに
歩いてきた。
「一緒に帰ろう?」
ミヌ兄の笑顔がなんだか正視出来ないよ。
その裏側を勘繰ってしまう・・・。
そういえば、ミヌ兄と二人きりって、あの初めて一緒に
ご飯食べたとき以来なんだ・・。
いつも、ヘソン兄が間にいて、俺達の緩衝材の役目を
してたってことなんだな。
「ねえ。」「なあ」
二人同時に話し出す。
似てない二人の何故か似てしまった行動に思わず
笑いがこぼれる。
「「くくっ・。はははは・・・・」」
「何?お前から言えよ」
ミヌ兄はまだ笑いが止まらないなか、俺に言った。