通り道

□Spark
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<Spark>

それは、何の前触れもなく。
ある日突然やって来た・・・。


もしかしたら、ずっと前から・・
俺が気がつかなかっただけで、俺の中に燻ってた想いかもしれないけど。


突然、雷に打たれたみたいに、全身が揺さぶられた。


身体中の血管が焦げる。
むき出しになった神経は必要以上に敏感で。
抑えきれない想いに蝕まれ。


もう・・・

隠し切れない・・・。



どうして



お前は笑えるの?


イライラする


無邪気に笑うお前は
何を考えてる?


はあ・・・・っくしょう・・・。


持て余し気味に吐いたため息を聞きとめたお前は、
一瞬俺を見て。

だけど、またすぐに視線を戻す。

その瞬間、胸がざわついて、キリリと痛んだ。

情けないくらい俺はお前にやられてる。


少しでもお前を感じたくて、何かとチョッカイを出すけど。

その都度、お前は逃げていく・・。
スルリとかわして、安全な腕の中に。





お前が



欲しい。

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