通り道

□痕跡 
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楽屋で衣装に着替えていた時。

鏡に映ったヘソン兄が目に入った。

久しぶりにメンバーが揃った収録で、みんなどこか
浮き足だっていて。
いつも以上にスキンシップが過多気味だった。

みんなよりも少し遅れてやってきたヘソン兄は
エンディと話しながら着替えてた。

これでもかってくらい、大きな口を開けて大笑いしてるへソン兄。
エンディはそんな兄さんに“ひょーん!”って甘えた声で抱きついてる。

エリック兄はソファを占領して転寝中。
ドンワン兄は、携帯でメールやってて。

そして、ミヌ兄は髪をセットしてもらいながら
ふざけてるへソン兄とエンディを鏡越しに眺めていた。


「あ!」

ヘソン兄に抱きついていたエンディがヘソン兄のわき腹を指差して
小声で叫んだ。

「ん?どした?」
ヘソン兄が自分で確かめようとしたら、エンディは
何でもないよ〜って愛くるしい笑顔で誤魔化そうとしている。


あの、笑顔が曲者なのになあ・・・って思うよ。

ヘソン兄は特にエンディに対して、盲目的なところがあるからさ。
すぐ騙されちゃうんだよな。
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