みんしょん3

□A birthday is scary
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「誕生日のプレゼント何が欲しい?」

ソファに座ってTVを見てる時に、ヘソンが訊いて来た。


歌番組の収録の後、楽屋に寄ったヘソンと一緒に帰って来て、
飯を食い終わった所だった。


「うん?そうだなぁ…」

「何でもいいは、なしだからな」

そう言って、ヘソンは軽く俺を牽制する。




「なぁ?何が欲しい?」

膝に凭れて、俺を見上げる仕草は、どうみても煽ってる様にしか見えない。


答えない俺に口を尖らせて拗ねるヘソンが太腿を抓る。



「っ痛いよ!」

「答えないミヌが悪い!」

「いきなり言われても、すぐには思い付かないよ」




と言うより、一緒にいてくれればそれだけで良いんだ。
でも、これは俺の胸の中にとどめておく。


勝ち負けじゃないけど、言ってしまったらこの先ずっと
ヘソンに頭が上がらなくなりそうだから。


ソレはさすがにイヤなんだよな。





でも、ほんとは一つだけ願望があるにはあった・・・。
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