みんしょん3

□禁忌 6
1ページ/5ページ


ただ、じっと待った。

こんな風にミヌを呼び出した事は、一度もなかったと思う。

大抵、呼び出されるのは俺の方だったし、ミヌの機嫌を
損ねた事もない。





正直、怖い。

来るのか、それとも、来ないのか・・。

その反面、もっともっと怒らせてみたいとも思う。




あの快感が忘れられない。
思い出すだけで、身体の奥深くに火が点く。

恐怖と快楽が入り混じった不思議な感覚は、俺から正常な
判断を奪っていく。




理性や常識なんて関係ない。
肉欲だけが存在した。




冷たいあの目をもう一度見たい・・。






火照ってきた顔を手で押さえていたら、目の前にミヌが現れた。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ