Season Library
□わがままバレンタイン
1ページ/5ページ
二月に入って、半ば近くなった今。
ヘソンはジニからの突き刺さる視線に正直うんざりしていた。
逢えば、「ひょーん。もうすぐだよ?」と
目をキラキラさせてじゃれてくる始末。
ジニが何を言いたいのか、ちゃんと分かっているけど、
あまりのしつこさにヘソンの熱は一気に冷めてきていた。
このままじゃ、バレンタインは喧嘩しそうだな。
そう予感したヘソンは、思い切った作戦を考えた。
【バレンタインまでは仕事以外ではジニと会わない!】