みんしょん3
□Lover
3ページ/7ページ
顎を掴んで、空いた手で後頭部を押さえると、ヘソンは簡単に静かになる。
唇を舐めて、隙間から舌を差し入れる。
遠慮がちなヘソンの舌に自分のソレを絡ませやると、
鼻から漏れる息が甘くなる。
「…んハァ…」
「…ヘソン」
耳元で囁く俺の声に、うっすら開いたヘソンの瞳は、媚薬を盛られたみたいに充血して潤んで見える。
力が抜けて崩れ落ちそうなヘソンを、ゆっくりとベッドに押し倒す。
ボタンに手をかけ、時間を掛けてゆっくり外していく。
もどかしい手つきは、羞恥心を煽るらしく、ヘソンの身体がほんのり色付いてくる。
呼吸の度に上下する胸の小さな突起。
まだ薄い桜色をしているソレが、どうすれば赤く熟れるのか、
俺は知ってる。
指で軽く摘むと、ヘソンの可愛い喘ぎ声がさらに艶めく。
突起の周りを尖らせた舌先で味わうと、触れてもいない突起が顔を出す。
どこをどうすれば、どんな反応をするのか、何をすれば
ヘソンの身体が悦ぶのか、身体を重ねる毎に俺達は一緒に覚えていった。
肌に汗が滲んでくると、醸し出される香りに、俺の脳は痺れた様に麻痺する。
鼻腔から全身を回って、ある一点を集中的に高ぶらせる。