じんしょん

□Hug it once again 5
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ドアの外にはいつもの顔がいなかった。


「おはよう」

マネージャーの声にがっかりする自分がいて・・。



「おはよう」って答える代わりに、「何で?」と訊いていた。



「そんながっかりした顔するなよ。気づかれるぞ」

マネージャーの、俺はお見通し。って態度に素だったヘソンは
顔を紅く染める。



「何でわかるかって訊きたいのか?」
そう訊くマネージャーに頷くと。

「もう、ずっとヘソンの事見てきたから、大抵の事は察しがつくんだよ。
それに・・・」
一瞬、躊躇して。
「最近、あっちの誘い断ってるだろ?・・・“どうなってるんだ!”って
噛み付いてきたから」


「そっか・・・」



隠してるつもりだったけど、やっぱりわかる人にはバレるもんなんだ。



ヘソンはそう思ってため息をついた。



「このままだとお前危ないぞ。」



「うん・・・分かってるよ・・・。でも、それでもいいんだ・・」
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