じんしょん
□Hug it once again 2
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恐れ多くて手が出せたなかった。
穢したくなくて、そばで見つけているしかなくて。
・・それなのに、アノヒトハトックニガレカノモノで・・・。
同じ部屋に居るのに、見えない隔たりがある。
「ヘソン・・・」
マネージャーに呼ばれたヘソンはうっすらと目を開けた。
熱のせいで潤んだ瞳は、やけに色っぽくて。
ヘソンにその気はなくても、見てる方は「ヤバイ」って
思ってしまう。
そのけだるそうな様子も、誘ってるように見えてしまう。
「このまま帰るか?それとも、病院寄っていく?」
気がついたヘソンに尋ねたマネージャーは、ジニのほうを
向くとこっちに来いと手招きをした。