「うぅ〜さみぃ〜!」
『おやびんお帰りなさ〜いっ!!』

首領パッチは珍しく若頭から頼まれた買い物袋を抱えてハジケ組の家へと戻った

外は雪一面で酷く寒かった


「お帰りなさい おやびん。買い物有難う御座いました」
「別にいいさ。ところでアイツは?」
「多分部屋だと思いますよ」
「そっか」


荷物を若頭に渡し、首領パッチは居間にある炬燵の中へと潜った


「ふぃ〜やっぱ冬といえば炬燵だな」
「おやびん、もうすぐ夕飯が出来ますから手を洗って待ってて下さい」


皆で飯食って食器を下げた後

オレは再び炬燵のある居間へと向かう

やっぱ冬といえば炬燵だよなっ!!(2回目)

しかしもう炬燵には先客がいた

炬燵にハロンオニ・ライス・破天荒・柊がいた

ってか何時来たんだこの変態どもは…;

オレの入る場所ねぇし…;

ふと破天荒の場所に甘そうな蜜柑が目に入った

オレはすぐさま破天荒の膝へ乗っかった

破天荒はびっくりしてたけどすぐ笑顔になって剥いた蜜柑を渡してくれた


「おいしいですか おやびん?」
「おぅっ!甘くてうまいぞっ!」


オレは剥いた蜜柑のひとつを破天荒に差し出した



「ほら破天荒あーん」
「えっ…あの…おやびん?」
「あーん」
「………///」


破天荒は受け取らず、顔を赤くして困ったような笑顔になっていた

普段は破天荒がオレを甘やかしてくれるから

偶にはオレが破天荒を甘やかしてみたい

それにオレ達一応恋人同士だからなっ!


「早く食えよ〜」
「―っ///わ、わかりました///」


上目づかいで甘えた声を出してようやく破天荒が折れた

再び差し出した蜜柑を破天荒は口で銜えて食べてくれた


「甘いだろっ!」
「そ、そうですね///」
「破天荒ちょっと手伝ってくれ〜;」
「わかった」


破天荒はオレを膝から降ろして若頭のもとへ向かった

後で若頭をオレのライバルリストにいれとこっ!


「ラブラブですね おやびん」
「羨ましいです 首領パッチ先輩〜」
「オレもキングにして貰いたいです」
「絶対やだ」


柊の誘いを断ってオレは再び蜜柑を食べた

でもなんかさっきよりも甘くなかった

うー1人で食べてもつまんない

オレは炬燵から出てある部屋へと向かった





「はぁ〜おやびんってばやる事が唐突なんだから;」


正直言ってあれはヤバかった

若頭が呼んでくれなかったら俺の理性が本当に危なかった

取り敢えず部屋で休もうと入った途端


「おかえり〜」
「―――っ!!?」


な、ななな 何故おやびんが俺の部屋にっ!!?

抱きついたおやびんが上目づかいで見つめてる

あぁ〜もうっ!おやびん無防備にも程がありますよっ!!

おやびん可愛すぎますっ!!

ってか理性がマジでヤバいっ!!


「あ、あのおやびん 何かご用でしょうか?」


抱きついたおやびんを直視しないする事が出来ずに目を逸らして聞くと

むっとおやびんは怒った顔をして俺の顔を無理矢理向けさせた


「Σ痛っ!」
「人と話すなら目合わせろバカっ!///」
「いや、あの…おやびん…んっ!」


目が合った瞬間おやびんからキスしてきた

触れるだけのキスが舌を入れて一生懸命なおやびんが可愛くて

更に深くしてそのままベットに押し倒した


「全く、今日は随分積極的ですね」
「良いじゃんか偶には///」
「えぇ充分過ぎるくらい」
「ならさ…わかるよな///」
「くすっ…たっぷり可愛がってあげますよ」


顔を真っ赤にしたおやびんが可愛くて俺は再びおやびんに口付けた

お楽しみはこれから…







end

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