小説
□〜間違いな服〜
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キーンコーンカーンコーン……
学校中に響き渡るチャイム。
それは授業が始まる合図だった。だが雲雀には…
『恭弥っ!!』
応接室にいた雲雀にいきなり話しかけて来たのはディーノだった。
『何??風紀が乱れ……っ』
雲雀が見た物。
それはディーノがセーラー服を着ている姿だった。
それも窓から入って来たのでまたいだ時に中が見えそうで危なかった。
『何でそんな格好しているの??』
『ん?これか??恭弥と同じのを着てるだけだぞ??』
『あまり僕の前でふざけると咬み殺すよ??』
トンファーを構える雲雀。
『何言ってるんだ?これ……なっ?!恭弥のと違う?!』
今初めて違いに気づいたディーノ。だがもう遅かった。
『覚悟してね…』
雲雀はディーノに攻撃をしてくる。それをいつも通りにかわす。
ただ違うのはディーノがセーラー服だって事だけ。
『うわぁっ!恭弥止めろ!』
雲雀は素直に止めた。
何故か雲雀の顔が赤い。
『恭弥っ…何で赤いんだ??』
『貴方のせいだからね…』
『???????』
ディーノは解らず疑問を抱く。
『坊っちゃん〜。大丈夫ですか??』
学校のグランドから叫ぶのはディーノの部下達。