小説
□〜邪魔する奴〜
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『…やべっ!!』
獄寺はディーノにギリギリ見つからずに逃げきった。
『今足音が微妙に聞こえたような気がしたような…』
ディーノはもう少し探してみたがわからなかった。
『悪ぃ!恭弥誰も……』
さっきいたところに雲雀はいなかった。
ディーノが目をそらした瞬間に逃げたのだろう。
『恭弥?!どこに行ったんだよ!!』
『雲雀ならお前が目をそらした瞬間にそこの窓から逃げたぜ?』
雲雀を探しているディーノに話しかけるのは山本。
『窓から??』
『あぁ窓からバッ!!って落ちて行ったの見たし』
雲雀が開けたであろう窓を開けるともう雲雀の姿はなかった。
『ったくしょうがない奴だよなーあいつは』
ディーノは下に降りようと考えた。
『あっ!ありがとな山本!!』
『これぐらいいいですよ』
そしてディーノが階段を降りようとすると、一段目から足を外してズダダダッと落ちていった。
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