聖女と狂ったランデブー

□第1話 ―予響―
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三蔵「だから俺には関係ねェと言っている」

八戒「あなたがよくても僕が良くないんです」

三蔵「・・・・・条件は何だ」

八戒「さすが三蔵、物分かりがいいですね でもまぁ、条件なんて無いんですけど。 最高僧のアナタならあの子を見れば分かるかもしれませんね」

三蔵「?何がだ」

八戒「あの妖怪に襲われている女の子がいるでしょう?その子の右腕を見てください」

三蔵「・・・なんだ、あの十字架のような痣は」

八戒「さぁ 僕も詳しい事までは分かりません。 ですが、多分三蔵聞いた事あるんじゃないんですか?! 聖女≠ニいう者を」

三蔵「・・・一応あるが。アレは、宗教の話だろう」

八戒「間違ってはいませんがー・・・。三蔵が言ってるのは、聖女マリアの話でしょう?! 僕が言いたいのは、三蔵。アナタと同じような価値がある人ということです」

三蔵「俺と同じ価値・・・女版三蔵法師という所か?」

八戒「簡単に言えばその通りです。 ですが聖女は、喰べると本当に永命するんです」

三蔵「…フン」

悟浄「三蔵様と同じで、ウソとかじゃぁないの?」

八戒「本当に永命した人がいたんです。不老不死にはなりませんけど」

悟浄「ってコトは、あの子美味しいの?!」

八戒「そこまでは、分かりません。・・・ですが、喰べるとそうですねー…大トロのような歯ごたえと味と聞きました」

悟空「うっまそー」
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