小噺
□日本食
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「…飯が食べれない。俺はここで死んでしまうんだな」
『いや、チャーハンをレンゲじゃなくて箸で食べようとか無謀な事してるから一口も食べれないで床に落とすんでしょ』
「日本人は米は箸で食べるだろ?」
『いやぁ、ディーノさんがここまで馬鹿だとは思いませんでした。予想外です』
「…なんでいきなり敬語なんだよ」
『私は馬鹿じゃないってことの境界線を張っただけです。それに元々私は部下ですしね』
「まぁ、そうなんだけどな」
『…それとその話だとカレーやシチューも箸なんですよね?』
「は?カレーやシチューは普通スプーンだろ」
『…殺してぇ』
「何か言ったか?」
『いいえ、別に。』
「ふーん… あ、餃子も食べていいか?」
『勝手にどうぞ』
「おう。…辛っ!」
『は?餃子で辛いとかどんな状況ですか』
「…醤油にワサビ入れすぎた。」
『(まず餃子つける醤油にワサビ入れる意味が分からない。刺身か、刺身と勘違いしてんのか!)』
「口の中が痛い…」
『(もう私の手には負えない…)ロマーリオさん、助けてー!!』
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初にディーノさんです。
私の想像だと彼は日本というものを勘違いしていると思います。
日本=箸=醤油=ワサビ
みたいな上の公式が頭に植わっているのかと。
ディーノさんの性格が掴めきれてなくてすみません^^;