捧物

□彼女までの方程式
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目尻にそっと口付けて、宥めるように優しく言葉を掛ける。

「ん〜…生はもっと痛いぞ。つか、慣らさないと辛いのはアレンだからな…もうちょい我慢しな?」

「だっ、て…んン…っ」

痛いと言って苦しむ少女の唇を、塞いだ。少しでも気を紛らわしてやろうと、業と深いモノにする。当然、呼吸の仕方を知らないアレンは苦しそうに肩を押し遣ろうとしていた。

「…鼻で息するんだよ」

一旦唇を離して、アドバイスをしてやる。こくりと頷いたのを見届けてから、またすぐに口付けた。先ほどよりは苦しさが和らいだのか、キスに集中出来ている。

「っふ…ぅ、…ぁ…」

くちゅ、くちゅ…

(飲み込みが早いねぇ…)

舌を絡ませ合い、気が緩んでいる隙を付いて指を滑らせていく。愛液を絡ませた指先で、中を掻き回せばアレンからは甘い声が上がった。濃厚になっていくキスに比例して溢れさせる蜜で、もう十分な潤いは得られただろう。ティキの男根も、眼下で淫らに喘ぐ少女を求めてそそり立っていた。

「…アレン、挿れるぞ…?」

幹の部位を握って、入り口に宛がう。そのグロテスクなその外見に湧き上がる恐怖心が、波となって押し寄せた。こんな大きいモノが収まりきる筈がないと、そう考えてしまう。
どれ程の衝撃なのだろう、どれ程の痛みなのだろう…ぐるぐると巡る思考で、躯が硬直していった。

「ぁ…っ、ま…「つと思う?」

ズ…っ

「んぁぁあ…っ!!」

亀頭から押し進めていくも想像以上にナかはキツくて、ぎちぎちと締め付けてくる。或いは、これ以上の進入を拒んでいるのかもしれない。

「アレン…力、抜け…っマジ、きつい…」

「ふ、ゃ…ぁ…っ!!も、はぃらないよぉ…っ」

アレンの方も、相当痛いようだ。苦痛に顔を歪め、額には汗が珠となって流れている。

「…っち」

小さく舌打ちをすると、両の手を使って乳房をぐにゅぐにゅと揉み上げた。

「ひゃぁっ!!」

右の親指と人差し指は乳首を摘み上げ、左の手は乳房を掴みつつティキが直接舌で愛撫を施す。丹念に舐め上げ、門歯で甘噛みし、指全体で攻め立てた。

「ン、ぁ、あ、あぁvv」

胸を弄られる事に兎角弱いアレンからは、艶めかしい声が上がる。だらしなく空いた口からは涎が滴り、汗ばむ雪肌はしっとりと湿り気を帯びて、ティキが見てきた女の誰よりも艶のある少女。愛らしい顔をしていて、なのに何処までも淫らな肢体を持ち感度も抜群…。

「最高にエロいな…アレン。なぁ、学校でもこうなの…?」

ちゅぱ、ちゅぱと音を立てて乳首に吸い付いた。ツンと立ち上がったそこは、執拗な愛撫でてらてらと光っている。見上げてくる琥珀の瞳は、獰猛な獣のよう…。捕らえた獲物を射殺さんが為の鋭い刃が、仔羊に立てられた。ぎちっと音がして、白い肌を伝う緋色。

「い、たぁ…ぃ!!ちがぅもん、ティキ…だけ、だもん…っ」

「へぇ…でも、この躯見て欲情しねぇ野郎なんざ、まずいないだろうなぁ…?」

自ら付けた傷痕に、唇を寄せる。ピリリと痛んだ肌に気付かないふりをしても、舌で舐められれば更に強い痛みがアレンを襲う。

ずぐっ!!!

「ん、ぁ、ああああぁ…っ」

付けた傷の方がショックだったのだろうか。力の抜けていた躯に、挿入していたモノを一気に突き刺した。びくっと強張る少女の腰を掴み、肌と肌を密着させる。

「…解る?全部入ったぜ?」

耳朶に這わせた舌が、ぴちゃぴちゃと水音を奏で厭らしさを増す。ぶるりと身震いをした少女の粟立つ肌を愛しそうに撫でて、そっと擡げた手と結合部に触れさせる。

「てぃ、てぃき…っ」

今ナカに入っているモノの質量が嫌でも解り、顔に熱が集まった。涙ぐむ綺麗な瞳は、丸で宝石のよう。涙を一粒口に含み、にっこりと微笑みを浮かべる。アレンの指をクリトリスに中てて、ゆっくりと上下に擦っていく。
傍から見れば、自慰をしているかのようにも見える。その厭らしい光景が、ティキの雄を煽った。どんどん質量を増していき、内側から少女を圧迫していく。

「アレンのナカ、すごいな。熱くて、疣が沢山有って…ぎゅうぎゅう締め付けてくる」

シュ、シュ。

ティキに誘導された指先が擦る度に、感じる痺れ。これは、今までに経験した事のないモノだった。ぷっくりと膨らんだ粒を掠めれば、電撃を流されたかのような快感が得られる。
ティキの手は疾うに外されていたのに、アレンの指は止まらなかった。

「ぁ、ふ…ぅ…っ…ん、んン…やぁ…っ!!きもちぃ…なに、これぇ…っ?」

打ち込まれた杭の痛みも忘れてしまう位の、強い享楽。スピードは増し、貪欲になっていく少女は豊かに揺れる自信の胸にも手を伸ばした。

「きゃぅっvv」

ふにゅ…と触れるだけなのに、躯は甘く疼きだす。

「こら、アレンだけで気持ちよくなるつもり…?」

ずちゅ、ずちゅっ!!

「ん、ぁ…っ、まだ…ぅごいちゃ…らめぇ…っあ、あ、ぁ、あン!!」

目の前で繰り広げられる、束の間の痴態。仕向けたのはティキ自身だ。だが、よもやあそこまで乱れるとは…。
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