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□お酒とヤキモチ
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『おい!カズヤ!!今すぐ食堂に来てくれ!!!』

「ランティ?どうしたのさ?」

『いーから!早く来い!!』

「わっ、分かったよ」

カズヤは食堂のシェフであるランティに通信で呼ばれ食堂に向かう。


「ランティーどうした…」

食堂に入り、すぐにランティに声をかけようとしたが、目の前の光景を見て言葉を失った。

「うふふ〜何だか〜と〜っても楽しいですわ〜!」

「…マジョラム少尉、その辺で飲むのを止めたらどうだ?」

「イヤですわ〜♪」

テーブルの一角を見ると、カルーアが上機嫌でリリィの肩に手を回し、何かを飲んでいるようだった。

「かっカルーア…!?」

普段は見ないカルーアの姿にカズヤは目を丸くする。

「あっカズヤ!!やっと来たな!」

「ランティ!カルーアどうしたのさ!酔ってるよね!?」

「ああ…まぁ、俺が悪かったんだが…カルーアって今まで、まともに酒って飲んだ事無いって聞いたからよ…飲みやすくて、アルコールも高くない酒を味見させてみたんだ…」

カルーアは今まで酒を飲んだり匂いを嗅ぐとテキーラに変わってしまっていたが、二人が対等になり変身の条件が無くなった今、カルーアはアルコールで変身する事が無くなっていた。

「なっ…なるほど…でも、カルーアって本当にお酒弱いんだよ!前に2、3口お酒飲んだだけですっごく酔っ払ったんだから!」

そう、前にホッコリーでデートをした時。ジュースと間違えて酒を飲んでしまいー…今と同じように上機嫌になりカズヤに絡んできた事があった。

「…悪かったな、グラスの半分も飲まないでこうなるとは思ってなかったぜ…お前を呼んだのはカルーアを何とかしてもらいたくてな、頼む!」

「あのねぇ…ランティ」

カズヤは頭を抱えた。
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