GA
□甘える日
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朝ー…
「ご主人様ーおはようございますに〜!」
使い魔のミモレットの声でカルーアは目を覚ます
「うっ…ミモレットちゃ〜ん…?」
カルーアはのろのろとベッドから上半身を起こす
「ご主人様…!?顔が真っ赤ですに〜!!だっ大丈夫ですかに〜!?」
「寒気がして…体がダルイですわ〜……あら〜…」
そう言うと、カルーアの体がベッドへと倒れこむ
「ごっご主人様ー!?しっかりするですに〜!!」
「うう〜…」
「三十八度…か、完璧に風邪だね」
体温計を片手にカズヤが言う
「そうみたいね〜…」
ベッドの中で、けだるそうにテキーラがカズヤを見る
「いきなりカルーア様が倒れた時はどうしようかと思ったですに〜」
カズヤの隣に居たミモレットは涙目になりながら安堵の息を吐く
「いきなりミモレットが来た時はビックリしたよ。カルーアが倒れたって言うから…でも、何でテキーラになってるの?」
「…アタシの方が、体力があるからよ。あの子は…もう、熱のせいで意識が朦朧としてるみたいだし…」
「大丈夫?」
心配そうにカズヤが聞く
「う〜…やっぱ、寒気が酷いわねー…そしてダルイわ」
テキーラは力なく話す