小説

□ハッピー・クリスマス!!
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「サンタをどう思う」
「刹那はどう思うの?」
刹那の問い掛けに答えたのは、話をしていたアレルヤだった。
最初は天気の話だった。次に趣味や日課のこと。今まで通りの他愛のない普通の会話だった。
ところが突然、刹那が黙ったかと思えば、深刻そうにそう言ったのだ。

刹那はかぶりを振り、答えた。
「信じてない」











『ハッピー・クリスマス!!』

















「靴下に願い事を書いた紙を入れて、一晩寝たらその願い事が叶っている・・・それは物理的に無理だ」
「素敵じゃないか。ねぇ、ハレルヤ」
「ハレルヤを持ってくるな。」
アレルヤは笑いながら言ったが、刹那はどうも納得いかなかった。
まぁ、納得も何も、興味が単にないだけであるが・・・。

「信じているのか」
「うん。楽しいからね」
「相変わらずつまらない事を考えてるな」
「ティエリアよりマシだよ」
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