ヒミツのトビラ

□姫様の幸せは?
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昔 とても仲の良い王子様とお姫様がいました


それはまだまだ遠い記憶


王子様とお姫様は同じ国内にいましたが

その存在を知らぬまま二人は17になろうとしていました。


二人は何も知らぬまま、その日を迎えたのです。


二人が出逢うその光輝く日を…


悲しいことがあって、橋の上から涙を流し

川にしずくが落ちていく

その風景に影がさした


「そのようなところでどうされましたか?」

「悲しい気持ちになってしまったの」

「では、その気持ちを山の向こうへ…そのまた向こうまで飛ばしてしまいましょう」


そう言って王子は歌い始めました
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