ヒミツのトビラ
□姫様の幸せは?
1ページ/3ページ
昔 とても仲の良い王子様とお姫様がいました
それはまだまだ遠い記憶
王子様とお姫様は同じ国内にいましたが
その存在を知らぬまま二人は17になろうとしていました。
二人は何も知らぬまま、その日を迎えたのです。
二人が出逢うその光輝く日を…
悲しいことがあって、橋の上から涙を流し
川にしずくが落ちていく
その風景に影がさした
「そのようなところでどうされましたか?」
「悲しい気持ちになってしまったの」
「では、その気持ちを山の向こうへ…そのまた向こうまで飛ばしてしまいましょう」
そう言って王子は歌い始めました