お題NARUTO

□●初めて恋した青春の日々。
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3、青春ってやつか(シカクside)【学パロ番外編】









俺の友人は鈍いやつが多いらしい。






昔からの友人・波風ミナトと転校してきた友人・うずまきクシナはお互いに好意を持っているのは周りから見れば分かることで、気付いてないのは本人達くらいである。
鈍い二人はその明らかな好意を気付かない故に見てるこちらがむずかゆい。
さっさと気付けよ!と何度口に出しそうになったことか。

さらにクシナと関わって初めて知ったことだが、ミナトは結構独占欲が強いらしい。
本人に自覚はないようだが、クシナが他の男に関わっている時のミナトの目は少し恐い。いつもの優しい目は微妙な変化を示すのだ。
本気でビビったりはしないが、勝手に嫉妬するのだけはやめてほしいと思う。
自分が巻き込まれた時はたまったもんじゃない。




今、目の前ではミナトが明らかな好意を持って、輝く笑顔でクシナを誘っている。
それに、クシナは頬を染めながら受け答えをしている。
二人とも自分で一杯一杯なのは分かる。
いつまでも初々しいやつらだなとも思うが…




さっさと気付けよ!
分かりやす過ぎるだろ!






空を見ると綺麗な青空だった。
俺はため息を1つ落とす。








あー。次の授業はなんだっけ。










終わり
2012/8/2
このタイトルを見た瞬間に思いつきました。
自覚してないの本人たちだけって、見てて楽しいよね。
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