*TM*

□後ろの君
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キーンコーンカーンコーン




ありきたりなチャイムが鳴ると学生たちは待ってましたと言わんばかりに、鞄片手にざわめき始める。

1日の終わり。

むしろ彼らにとっては、ここからがメインだったりする。









一階のいちばん端っこの昇降口。下駄箱の影に隠れるようにしてしゃがみ込んでいる小さい姿。



今日も俺を待ってくれているんだね、





矢口先輩。
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