その他

□拍手B
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【現代パロディです】


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「海だー!!!」



私は今日、友達と海に来ています

浮き輪を持って、いざ海へー!!



「きゃっ!?冷たーい」



と言いながら、私どんどん沖へと向かう

友達とも一緒だし、大丈夫



「はぁー、イイ天気」



上を見上げれば、サンサンと輝く太陽

下を見れば、キラキラと優しい光を反射している青い海



「来て良かった……」



そんな時、大きな波が私に襲ってきた


ザッパーン!!



「きゃあ!?」



う、浮き輪が流されちゃった!私、泳げないのに!

バタバタと手と足を動かすが、なかなか水面に顔が出せない



どうしよう、どうしよう!?なんとかして、岸に上がらないと!



バタバタと足を動かし、なんとか水面から顔を出して、岸のある方を確認するが、かなり遠かった



やだよ………
私、溺れて死んじゃうの?























「っげほげほ!!」



咳をしながら水を吐くと空気を吸う事ができ、とにかく私は、空気を吸う事だけに専念した

た、助かったの…?


ぼんやりと目を開けると、人影が見える



「はぁ、はぁ。………っはぁー―良かったぁ………」



知らない人の声…



「おい、大丈夫か?」

「はぁはぁはぁ、は、はい……」

「そうか…、もう助からねーかと思ったぜ…」



私、助けてもらったんだ

お礼言わなくちゃ



「ありがとう、ございました」



ぼやけていた視界がはっきりしてきて、よく見るとライフセーバーの人だった


首元には、【奈良シカマル】とネームがぶら下がっている



「お前が海に入る前から、危ねーなーってずっと見てたから良かったぜ」



ずっと見られてたんだ

なんか恥ずかしい……




「あの、すみませんでした…」

「いいって。これが俺達の仕事だから。とりあえず、海の家に行って異常がないか見てもらおうな」

「あ、はい」



そう言われて起き上がろうとしたら、奈良シカマルさんに抱きかかえられてしまった

俗に言うお姫様抱っこ


とっさにシカマルさんの首に腕を回してしまう



「お、重いんでいいですよ!」

「軽い軽い。いいから掴まってろ」



掴まってろって言われても……

お互い着ている物が水着だから、直に肌と肌が触れ合ってしまっていて

私は顔を赤くする



太ももと背中に回されている、シカマルさんの腕の暖かさにドキドキしてしまっている自分がいた


見上げれば、シカマルさんの横顔があり益々ドキドキしてしまう



これは

多分きっと


恋…………なのかも…









終わり

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