◆小説小部屋◆


□秘め事12
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今年もクリスマスがやって来ます。とある所に、ボンゴレ・サンタ国と言う小さな国がありました。そこは冬だけの世界で、僅かな間だけはみんなが暮らす世界と繋がって、行き来が許されます。ボンゴレ・サンタ国の住民の仕事は、みんなが知っている様なクリスマスの時に子供達にプレゼントを配るサンタクロースの仕事をしたり、様々な雪を降らせる仕事をしたりしています。そんな中に、何をやらせてもダメな娘がいました。名前を白雪ウサギのツナと言いました。やたらと胸の大きな娘です。以前、雪を降らせる仕事をやっていたツナですが、ある冬の日に降らせる雪の量を間違えてしまい、ボンゴレ・サンタ国や、みんなの暮らす世界を大雪にさせて、とんでもない目に合わせてしまったとか。雪の量だけじゃなく、風の風速も間違えたらしく予定に入っていない死者を出したとか言う噂が出る程でした。その為にツナは、仕事を辞めさせられ暫くは簡単な仕事ばかりをやらされていました。それから少しの間は、珍しく失敗せずに仕事をこなしていました。周りはもう大丈夫だろうと思い、今年はツナに新しい仕事を任せようとしました。次に任された仕事は、ボンゴレ・サンタ国の花形の仕事であるサンタクロースの助手をする事になったのでした。ツナは、サンタgirlの制服を支給され、急いで着替えました。鏡に写る姿は、それはそれは可愛い姿でした。ツナよりも先に、サンタクロースの助手を経験していた銀狼の隼人が、制服に着替えたツナを見た瞬間真っ赤な鼻血を景気良く噴き出して卒倒しました。その後もツナが通る度に、鼻血を噴く男達は増殖していきます。
そんな光景を見ていた男は、ツナを呼び寄せます。男の名は、リボーンと言います。漆黒の毛を貰った狼です。普段はボンゴレ・サンタ国の国中を周って、用心棒をしている男なのですが、クリスマスのこの時期だけは国王の依頼で、子供達に配るプレゼントを守る用心棒としているのです。呼び寄せられたツナは、背の高いリボーンを見上げて呆気にとられています。一方のリボーンは、制服でいつも以上に強調されたツナの胸に釘付け状態でした。
『国中を周ったが、ここまで綺麗な胸は初めて見たゾ。本物なのか?』
思い経ったら即行動のリボーンは、まだ呆気にとられて見上げているツナを無視して、制服の上から形の良いその胸を優しくだが、しっかりと掴みました。感触ははっきりとリボーンの指に伝わり、素早く奥の部屋までツナを引っ張って行きました。
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