◆小説小部屋◆


□秘め事8
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軋むベッドに、脱ぎ散らかした服。男の身体を跨ぎ、硬く起立した性器を、青年は解された蕾の中に美味そうに食わえ込む。激しく腰を振り、青年は貪欲に快楽を得ようとする。
「あぁんっ…んんっ…やぁっ」
男の性器が、青年の弱い部分に当たり甘い矯声が溢れ出した。男は、青年の下から腰を上下に動かし奥深く入った性器を、更に突き上げて青年を翻弄させていった。止まらない矯声が、部屋の空気を濃密にさせていく。青年の性器もいやらしく起立していた。先からは透明な汁が溢れ、硬く起立した性器を濡らしていた。その姿は、下に居る男に全て観られている。男の口元が不敵に上がり、青年に聞こえる声で今の痴態を告げた。
「やぁっ…んんっ…あんっ…あぁんっ…ひっ」
男に告げられた言葉に、青年は恥ずかしそうに頭を振るが、上がる喘えぎ声は男を喜ばせた。突き上げる腰が更に激しく動き、熱い最奥を濡らす。青年は、自分がこんなにもいやらしい人間だったのかと自問する。下で自分を見る男と知り合って、まだ数時間しか立ってないのに。気付けば、ベッドの上で痴態を晒して居る。きっかけは何だったのかさえ忘れてしまった。襲い来る快感が、青年の思考を壊していった。男の性器が更に激しく動き、青年を快楽の奈落に落としていく。膨れ出す青年の性器。もう少しで、溢れ出そうになった。しかし、男はまだソレの開放を許さずその根を抑えた。狂いそうになる快感が、青年の身体の中で暴れる。男に助けてと懇願するが許されず、軋むベッドの音だけが耳に残る。
「あんっ…リボ…ン…ひっ…やぁっ…もっ」
青年の瞳からは涙が溢れ出る。それは、懇願の涙か?与えられる激しい快感の所為か?青年は男の名を呼ぼうとするが、与えられる快感に上手く呼べない。
「まだ、忘れたままか?ツナ」
今度は、男が青年の名を欲情した声で呼ぶ。男は青年を知っている。いつ?何処で?どうやって?快楽と混ざる激しい痛みが青年を襲った。視界が闇に染まる。聞こえ出すのは、銃撃戦の音と血生臭い匂い。青年は、走馬灯を見る様に闇の中で見える映像を見続けた。そして、青年の闇に蒼い閃光が走ったその時、忘れていた全てが青年の闇を壊していった。
「リボーン…やぁっ…あぁんっ…あぁぁぁぁー」
男の名を呼ぶと同時に、青年は開放され起立した性器から熱い白濁を放出させていった。
男の口元には、先程と違った笑みがあった。
「愛してるぞ…綱吉」
そう言って男の性器が、更に激しく動き出した。

end

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