Gift
□マイカ君の疑問
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まず玄関で会うのは、大家さんです。
「おはようございます!」
「おはようございます。マイカ君、今日もお使い?」
「はい!」
「そう。偉いのね。さぁ、中に入って」
「ありがとうございます!」
階段を昇った先が、グラッドストーンさんのお部屋であります。
扉を叩くと、アトウッドさんが出て来てくれます。
アトウッドさんは、いつも僕に笑顔で話してくれます!
「グラッドストーンさんに、ちょうじゅうようしょるいを持ってきたであります!」
「マイカ君、ありがとうございます。エドワード様とトーヤ様がお待ちです」
アトウッドさんは僕を優しく中に入れてくれたであります。
部屋では、グラッドストーンさんとトーヤ先生が何やらやっていました。
僕は気になって、アトウッドさんに訊ねたです。
「お二人は何をしてるですか?」
「今、お二人はクロスワードパズルをなさっています」
くろすわーどぱずる?
一体、何でありましょうか?
僕が悩んでいると、アトウッドさんが教えてくれたであります。
「縦や横の箱に、ヒントの通りに言葉を埋めて完成させるパズルですよ」
「難しいでありますか?」
「いいえ。ヒントがあるのでそんなに難しくありませんよ」
「ん?マイカ!来たんだな」
「マイカ君、よく来たね」
トーヤ先生とグラッドストーンさんが、僕に気付きました。
「そうだ!マイカもコレやってみるか?」
トーヤ先生が僕の前にくろすわーどぱずるを広げて見せてくれたです。
ちょっとやってみたいでありますが、お二人の邪魔はしてはいけません!
僕はアトウッドさんと一緒に、お二人を見ることにしました。
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