Gift

□銀世界
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「エドワード、外、見てみろよ!雪が積もってる!」


事務所の窓に顔を向けていたトーヤは、窓の外を指で示す。


トーヤの言葉に、エドワードは読書を中断して窓に寄った。


「凄いな……まるで、物語の中の銀世界だ」


窓の外に広がる世界は、いつものロンドラとは違った。


一面真っ白で、所々に蒼く影が差している。


その様子は、本当に絵に描いたような世界だ。


エドワードとトーヤは、キラキラと輝く街を暫く眺める。


「エドワード様、トーヤ様。お茶はいかがですか?」


いつの間にかティーカップとポットを用意していたシーヴァが、二人にお茶を勧めた。


トーヤは笑顔で肯定の返事をする。


一方、エドワードはトーヤの反応に苦笑しつつも、シーヴァの誘いを受けた。








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