恋愛シャドウライト
□プロローグ
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足を引き寄せる地面。
2足の足、ボロボロの靴、
この地面の下には何があるんだろう。
「あの家の子って捨て子なんでしょ〜」
「いやね〜、聞くところ犯罪者の子どもだったって噂もあるのよー」
私には中2以前の記憶がない。
気が付くと病院にいて、
近くには女の子と、そのお母さんがいた。
***
「わたし…だれ?」
ふと出た言葉に驚いて、私は混乱した。
近くにあった鏡を取り、自分の顔を見る。
見たことのない、何か。
私は、誰?
「…小鳥、気が付いた?」
「…誰…?…」
「あみらだよ!小鳥、わからないの?!」
「何、何なの、これ…なに…」
「小鳥!」
***