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□裏娥楼へおいでませ
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柳は陶酔した様に雪那のその表情を見入った。






「…ああ…良いなその表情…!美形のそのぼんやりとした表情が堪らなく好きだ。」



「……君って変わってるね…。」




呆れた様な雪那の声音に、柳は楽しげに笑んだ。




「ふっふっふっ…別に変態と言われても気にしないしな?」



柳は猫の様に瞳を細めると、雪那の衣を脱がし始めた。




「…もっと良い表情を見せてくれよ?」




柳は雪那の胸の突起をゆっくりと舌でなぞる。




雪那はびくりと体を揺らした。



柳はなおも雪那のソレを攻め立てる。
舌の上で転がして、まわりを丹念になぞる。




こらえきれなくなった雪那はくぐもった吐息を洩らす。




柳は結ってあった自身の髪を片手で解くと、口端から赤い舌を覗かせた。



月明りに照らされた柳の漆黒の髪は、雪那の頬に流れて落ちた。




「じゃあ……雪那ちゃ〜ん?今から本番だから。」




まるでこどもに語り掛ける様な柳の言い様に、雪那は逆に肌が粟だった。




「…な…にが?」


顔を引きつらせて戸惑う雪那に、柳は最高の微笑を送った。







「……まあ。見てなって?」













その夜は、雪那は存分に柳に鳴かされたとか…。



雪那はすっかり柳に惚れ抜いてしまいました♪









終わり。
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