他校部屋
□合同合宿 No2
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我々立海R陣は跡部の強引な手段により跡部の別荘でもある合宿所に来ている。
ー各部屋ー
「何で仁王とやねん。一番当たりたなかったわ。」
「まぁ、そう言いなさんな。傷付くじゃろ。」
「ウソつくなや。」
「嘘じゃないぜよ。俺はお前さんと仲良くなりたいと思ってるナリ。」
「そういうとこが嘘臭いねん。…まぁ、ええわ。ほな、これから宜しく。」
「あぁ、宜しく。」
「それで今日はどないすんねん。」
「あぁ、どうするかのぅ。」
【コンコン】
「仁王、ちょっといいか?」
「真田か?別に入っていいぜよ。」
真田が来るとは珍しい事があるもんじゃのぅ。
「失礼する。」
「どうしたんじゃ?」
「急に悪いのだが今日のミーティング一緒に出てくれんか?」
「別にいいが参謀はどうしたんじゃ?」
「蓮二には昨日出て貰ったからな。それに今日はダブルスの練習についての話合いなのだ。」
まぁ、そんな事だろうとは思ってたぜよ。
「そうなん?だから俺も跡部に呼ばれたんか、ミーティング。けど何で仁王やったん?ダブルスやったらもっとしっかりした奴おるやろ?柳生とか桑原とか。」
「俺がしっかりしてないみたいな言い方やのぅ。」
「仁王は面倒臭がりだが頭は切れるから頼りにしている。」
そんな風に思っちょったんか。真田はあんまり口に出さないからたまに言われると照れるのぅ。
「そうなん。」
「忍足も仁王同様頭は切れるみたいだからな、頼りにしている。」
「え?あ、あぁ。」
なんか、真田みたいな奴に頼りにしているなんて言われると恐縮してまうなぁ。
「真田はそんなに会ってもいない奴を頼りにするんかのぅ?」
真田の一言で喜んでた俺が馬鹿みたいじゃ。
「は?何を言っているのだ?」
「あー、そやったんか。仁王、お前真田の事…」
「忍足!!」
「どうしたのだ?」
「何もなかよ。ミーティングには出るから心配しなさんな。」
「分かった。ではまた後で。」
「忍足、あんまり余計な事は言わん方がよかよ。」
「真田の事好きなんか?」
「だったらなんじゃ?」
はぁ、コイツらどれだけ真田好きやねん。まぁ容姿は大人びてて綺麗やねんけど性格がなぁ。
「正直どこがいいん?」
「何でライバル増やす様な事せんといけんのかのぅ?」
「はぁ?容姿はともかく性格はあれやろ?」
「一緒におってみらんと分からんよ、真田の良さは。」