『シャープペン』
□No,5
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今日は不思議なことがおこりました
朝教室に入るなり、一度も話したことのない人物に話し掛けられました
「越前んちの隣だよね?」
同じクラスの不二くんです
私は『うん』とだけ頷きました
不二くんは微笑んでました
…とても恐かったです
不二くんは怒ると目が開くそうです。
私は一度も見たことがありません
出来れば一生見たくありません
「これ君にだそうだよ?」
不二くんが私にシャープペンを刺し出し…いや、差し出してきました
昨日私が投げたシャープペンでした
何とかごまかそうとしましたが、不二くんの
…目が開いてました
一生見たくないと思ったその日に私は
【見てしまいました】
No,5 END