偽りから…

□偽りの少女
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さて、以前俺は「ここのつの宝」“古の巻物”を盗りに行った。場所は、大蔵のマヨヒガ。

「めんどくさかった…」

「お〜い、口に出てんぞ」

「蝶左…」

とまあ、宝は手に入れた。
しかしその宝は、女の子それに“鬼神眼”と呼ばれる眼を持っていやがる。
名はみなも、蛙みなもというらしい。

(鬼神眼ねぇ…それじゃ俺の事が全て見透かされてるかもしれねぇじゃねぇか…)

「で、蝶左さん。何用?」

「あぁ…次の宝の場所がわかった。場所は黒城。」

「次から次へと……ゴ●ブリホイホイみたいだな(笑)」

「なんなワケ、その例え…まぁ、そろそろ行くぜ。」

「あーい」

蝶左はそう言い立ち去った。

(…準備するか…)

俺は部屋に戻り自信の武器である“紅刀”を手にとった。

「…黒城ねぇ…」

黒城、別名帰らずの城…

そして、あそこは色々な仕掛けがあるやらなんやら…

ま、怪我しない程度に行くか…
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