賢者の石

□世界の終りと私の始まり。
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『君から出向いてくるなんて・・・心外だね』
「ふぉっふぉっ・・・今日はちとチアキに用があってのう」
『・・・明日は小刀でも降ってくるのかな』
「・・・最近の世は物騒じゃ」
『君が言いたいことは分かってる』




『言われなくても、ホグワーツに行くよ』


ここは私の家。
突然やってきたアルバス・ダンブルドアはホグワーツ魔法魔術学校の校長。


今年私は11歳になる。
言われなくても、ホグワーツにはいかねばならない。

ダンブルドアは、安心したような表情になり、言った。



「なら、わしは帰ってブランデーでも飲んで待っておる」


二コりと笑うと、彼は姿を消した。









『・・・生き残った、男の子』

自分でも知らないままに、彼女の口元には、妖しい笑みが浮かんでいた。








『次は・・・逃がさないよ』


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