青の祓魔師d

□約束
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僕の友達ですごい可愛い女の子がおる

その子は最近おおさかっていうとこから引っ越してきた

僕の家の隣に


幼稚園も一緒

遊ぶのも一緒

もちろん坊と子猫さんも一緒

もっと言うと柔兄や金兄達も一緒


名前は名前ちゃん



優しいし、元気やし、遊んでたらすごい楽しい






『れーんぞー!』

「うわ!名前ちゃん!!」

『へへへー、いいもんあげるー』

「む、虫さんはいらんえ…」

名前ちゃんはたまに
僕が虫さん苦手なのわかってて虫さん渡してくるからなー…

『えー、虫だって生きてんやからそんなん言わんといて―や
てか、虫ちゃうで!』

「ほんまに…?」

『ほんまに!嘘やったらじゅーぞーに殴られたる!』

…柔兄のゲンコツほど痛いもんはないし
信じてええんかな…


「…何?」

『左手だしてー!』

??
とりあず手を出してみた


『はい!!これなー、この間の祭りん時にもらったやつ!』

うん…知ってる…くじびきの景品やろ
あの一番手前に置かれてはるやつ…


『きんぞーに聞いたんやけどな!!
けっこんしきの時はな、この指にこの指輪はめるんやって!!
それと、けっこんするっていう約束もここにこの指輪はめてするんやって!』

嬉しそうに話しながら
ぼくの左薬指にその指輪をはめる名前ちゃん

「え、でも、コレ!」

『へへーコレ、あたしもしてんで!約束!じゃあ!』

顔を真っ赤にして早口でそう言うと走って帰ってしまった



…え、これ…え!!

名前ちゃんの言いたいことを理解した時
さっきの名前ちゃんくらいか、それ以上に僕の顔は赤く熱くなってしまった


やばい…すっごい嬉しい!

僕はしばらくそこから動かれへんかった



(うわ廉造何しとんねん!)
(柔兄…僕死ぬかもしらん…)
(何阿呆言うとんねん飯やぞ)

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