青の祓魔師d
□12
1ページ/7ページ
得体の知れない人間に抱きかかえられてます。
いきなり後ろから羽交い締めにされてそのまま抱っこされて何処か分からないここで待機してます
叫びたいし暴れたいけど身の危険を感じて出来ない!
ヘタレ万歳!!!
モスが暴れない辺りモスがビビってるか何かだろうから…
余計にね!暴れられない!
「おい!」
「死にたいんか――!」
近くから燐ちゃんや竜士の声が聞こえる
隣の部屋とか…?
「ゆ、雪男そいつてき―」
燐ちゃんの声が聞こえた瞬間いきなり身体を浮遊感が襲う
『うやあぁああ!』
「おや失敬☆」
『うっ眩し!「ハ〜イ☆訓練生の皆サン大変お疲れサマでした〜」』
「メ…メフィスト?!」
眩し過ぎて本当になにも理解できてない
おいてかないで!メフィが何?!なんで燐ちゃんの声が下から聞こえてんの?!
「理事長、と、名前?!」
周りからは竜士や廉造の声も聞こえる
『え…燐ちゃんんん?!ごめんなさい私重たいからすぐ降りるから!
ちょっ!いいかげん放してなんなの?!』
まさにパニック状態とはこのことだと思う
何が何だか分からなくてとにかく暴れ倒す
暴れた拍子にモスが私から離れていったのは唯一理解できた
「お、おい名前落ち付「名前はパパを蹴るんですか!」
『うぇ…パパ!』
なんてこった…
私を襲ったのがメフィだったとは…
そりゃあモスも静かなわけだ…
「「「パパぁああぁああああ?!?!!」」」
京都組たちの声が部屋中に響き渡った
『うす…』
「はい、理事長でパパです☆先生方、出てきてください」
メフィが指を鳴らすと
押し入れ、天井裏、床下
ありとあらゆる場所から先生が一斉に現れた