青の祓魔師d
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うーん
此処に来た日から何日たったんだろう
外に出ようとする気力も出なくて
ほぼ毎日メフィとぐだぐだ話すだけの日々を送っていた
我ながらとんだ引きこもりだなーと思う
引きこもり上等!
でも、今日私はものすごく重要なことを思い出した。
1カ月後に入学式があります☆
というメフィの言葉
そして獅郎さんのこと
獅郎さんの運命を変えることはできないけど
それまでに伝えたいことがあるのに
ぼーっとなんかしてられない!
『メフィ!』
理事長室の部屋をノックもなく勢いよく開ける
「何ですか名前、ノックもしないとは珍しいですね」
『外に!外に行きたい!』
「!!どうしたんですかいきなり、何か変なものでも食べましたか?」
こいつ、だいぶ失礼じゃないか?
『失礼な!外に行きたい時くらいあるよ!』
「そうですねー、行き先、誰と行くか、何時に帰るかの3つを聞いてから決めます☆」
うっわ、小学生じゃないのに
『えーーーっと確か…あ、南十字男子修道院、一人でいきます友達居ないんで。帰る時間は5時には帰ってきます!で、鍵貸してください!』
「男っ!!ダメです許しません!」
どこの父親だこいつ…
行かせてくれてもいいじゃない。