青の祓魔師d

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紙とブラウン管越しにはずっとみてきたけど
こんなにも大きい建物だったのか。
正十字学園…
私、ここのことなめてたな…


『ねえメフィ、部屋へは鍵で行くの?』
鍵ですよね?鍵しか認めないよ
あんなにも魅力的な道具があるのに
使えないなんて悲しいよ!

「はい☆」
短く返事をすると真っピンクリムジンから降りて
テキトウなドアに鍵を差し込む
ドアノブを回して開ければそこはもう
本当に、あの理事長室。
泣きそう、感動で泣きそうだ


「ようこそ名前☆」

『うわぁあ!広い!すごい!こんなところに住んでもいいの?!』

「えぇ、もう名前の家です☆」


部屋もドピンクなのかと思っていたけど
全然そんなことはなくてある程度のピンクはあるものの
理事長としての威厳を損なわない、申し訳程度だ。





促されるままソファに座って出された紅茶を飲んでいると
部屋の用意ができたといわれ
ついて行くと白を基調とした
すごく上品で綺麗な部屋に通された

『こ、この部屋使ってもいいの?』

信じきれず(あ、部屋間違えましたこっちです☆)とか言って欲しくて聞くと
「気にいりませんでしたか?」と聞き返された。
気に入らないわけがない!


『こ、こんな綺麗な部屋…!いいの?!』

「名前の為に用意したんですから、もちろんです☆」
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