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「名前は知ってるか?秘密の部屋についてのホグワーツの伝説」
「んや、聞いたことない」
ドラコは嬉しそうに笑いながら、秘密の部屋について話し出した。
「名前は本当に、魔法界については何も知らされずに育ってきたんだな。
この学校は、ゴドリック・グリフィンドール、ロウェナ・レイブンクロー、ヘルガ・ハッフルパフそしてサラザール・スリザリンによって建てられたんだ。
もともとこの城は、マグルからの目を避けるために、こんな山奥に建てられたんだよ。
奴らは魔法使いが恐ろしくて、むやみやたらに迫害したからな。
なのに、サラザール・スリザリン以外の3人はマグでもこの学校に通えるようにしだそうと考え始めたんだ。
スリザリンはそれに反対し続けた。
結果として、スリザリンはこの学校を去ったんだけどね。
その時、スリザリンが封印した秘密の部屋は、彼の真の後継者のみがその部屋の扉を開き、その中の恐怖を解き放って、魔法を学ぶにふさわしい人間だけを選別するのさ。」
ドラコはとても誇らしげに胸を張ってそのことを話している。
「その、真の後継者って誰なの?」
「さあね、僕にもさっぱりさ」
まあ、純血はもうみんな親戚みたいなものだし、みんなが子孫だよね
なんて、口が裂けても言えない。
「1度開かれた事があるらしいがそれはもう
50年も前の話らしい。父上が仰っていた。」
そこまで話すと、授業の担当である、スネイプがツカツカと靴の音を響かせながら教室に入って来た。
クラッブとゴイルもすっと食べ物をしまっていた。