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目が覚めれば、窓の外は真っ暗だった。
『寝すぎたかな…』
とっくに夕食の時間は過ぎていた。
わからないけど、ハリー達は大冒険してるのかな
なんて思いながら
隣の厨房へと食べ物を受け取りにいった。
厨房で働くキャシー呼んだ。
正直どれが誰なのかあまりわからないけれど。
今度キャシーってわかる枕カバーを学校からってことで渡してもらおうかな。
「部屋の扉の鍵って、他の所に通じるものとか作ってもらえないかな?」
「お作りできますよ!」
「寮の部屋からつなげてほしいの」
「畏まりました!休暇に入る前にお渡しいたします!」
たくさんの料理を入れた籠を持ってキャシーが言う。
「ありがとうね」
普通にお礼を言っただけなのに
彼女は、お礼なんて!と感極まっていた。
ハウスエルフはなかなかに面倒くさい性格だな。
1つ学んだ。
寮までわざわざ戻るのもなんだから、その日はもう部屋で過ごした。