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シリウスが家にきた翌日。
忘れてた、買い物に行かなきゃいけない…
いくら小さいとはいえ7歳だ。
いつまでも、私の服を着させるわけにはいかない。
出来る限り男の子らしい服装させてあげたいし
それっぽい服は着せてみたけど。
下着がない。
「あー、シリウス?買い物に、行こうか?」
「買い物!?外に行けるの!?」
「うん、服とか買わなきゃいけないもんね」
どれだけ外に興味があったのか
シリウスは私にキラキラとした眩しいくらいの瞳を向けた。
「ぼ、僕!昨日のあのおっきい乗り物に乗りたい!」
「ああ…バイクのこと?いいけど…」
「バイクっていうの?いいなあ、僕も乗れるようになりたい!」
なんてことだ…
まさか、これが未来のあの
バイク乗り回して云々の原因になるんじゃ…
か、考えないでおこう…。
「じゃあ、さっそくバイクに乗って行こう!」