HxH

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長すぎる残りの時間をどう過ごすか。

『ヒソカのトランプで遊ぼう』
「何して?」
『…大富豪とか?ベタにババ抜きとか』


2人に付き合ってもらって、ゲームを始めるも結局すぐに飽きた。


『イルミとヒソカが同時に鋲とトランプを飛ばして、どっちが強いか』

「それ、俺知りたくない」
「んー、ボクもそれよりは名前とやり合いかな♡」

ヒソカの発言に鳥肌が立った。

『キモい!もー、3人じゃ暇!はやく誰か下りてきてよ!知り合いとか特にいないけど!』

暇だ暇だと騒いでいると、徐々に寒くなりだした。
何といっても、まだ1月。
石造りのタワーは寒く、冷たい床が直に身体を冷やしていく。

寒くないの?と尋ねれば、2人とも何ともないと言う。
平気な顔をするヒソカの腕を引っ張り、隣に座らせ、両隣のヒソカとイルミとの間を詰めると人の体温の温もりが丁度いい具合に身体を暖め始めた。


『これいいね、眠くなってきた』
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