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ずっと立ちっぱなしで疲れた事もあって
木にもたれかかって休んでいた
『あー、お腹減った…』
「そのリュックの中には入れていないのかい?」
『うわああ!!!』
突然隣からヒソカの返事が返ってきて叫んでしまった
「そんなに驚いたかい?」
『…いつかヒソカに殺されるかもしれない』
「んー、そんなことしないよ♥きっとね♠」
「何言ってんのヒソカ」
ヒソカにただ冷たい目で返すイルミが初めて会った時以来初めて怖く思った
冗談キツイなー
とヒソカは笑いながら言って突然右側を指差した
誰か居るのかなと顔を少し立って見てみると
走り出すゴンとそれに続くクラピカがいた
クラピカとは一瞬目が合ったような気がしたけどきっと違うと信じておこう
クラピカにヒソカと居る所を見られたら
きっと後で皆に話しかけた時に不信に思われてなかなか打ち解けてもらえなさそうだし…
『今更だけどみんなはあの小屋からする音気にならないの?』
「「べつに(♣)」」
『あ、そうですか…』
ブハラのお腹の音につられて自分のお腹も音をたてそう
恥ずかしいからそれだけは避けたいけど
生理現象だからどうしようもない…
そんなことを考えていると小屋の扉がゆっくりと開かれた
中からでてきたのは
2次試験の監督官、ブハラとメンチだった
「どお?お腹は大分すいてきた?」
「聞いてのとおりもーペコペコだよ」
「そんなわけで二次試験は料理よ!!」
メンチの言ったことに周りは動揺を隠せないでいる
両隣の2人を除いて
片方は相変わらず焦点の定まらない目でカタカタ…
もう片方は試験管が登場した途端に抑えきれないような殺気を露わにしている
この二人に挟まれるのはつらい…